生活習慣病はまず治療より生活改善し予防する事が重要
高血圧、高コレステロール血症、肥満、アルコール過量摂取、喫煙習慣などの生活習慣を是正することにより、脳卒中・心臓病などの循環器疾患の危険因子を回避できます。そこが重要なんです。日本人の死因の第二位が心臓病です。その中でも特に増加傾向にあるのが、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患です。そうした背景には食生活の欧米化による高い力口リ一、高コレステロールの食事が多くなるにつれ、動脈硬化による心臓病が増加しています。食生活だけではなく現代社会の複雑さに伴うストレスや過労、運動不足も心臓病や高血圧などの要因です。これらの事はメディアを通じて私達が知っている事のはずですが、もっと真剣に自分の事としてとらえてほしいと考えています。
循環器疾患は、日頃は重大な危険因子として自覚できない場合が多く、血圧やコレステロールが少々高くても一般的には自覚症状がありません。また喫煙の度に体調が崩れることもないですが、この自覚しえない不健康な状態を放置することによって、生活習慣病がおこります。薬剤による治療よりも、まず自分自身の生活習慣を見直しましょう。そこが、生活習慣病を予防する第一歩。一番大切な部分です。
当院では、高速マルチスライスCT(80列)で心臓の冠動脈検査が可能になり全身用ヘリカルCT、コンピュータ内蔵のフルデジタル超音波診断装置などの導入による循環器疾患の診断、治療はもちろん、慢性腎不全に対する透析療法などを中心に、総合病院との連携をとりながら最新の医療サービス提供に力を注いでいます。地域の方々が気軽に来院、的確な診断と治療ができるように、人工透析室では最新の装置に入れ替え、全台オンライン対応の透析機器で水処理装置にも配慮し、リラックスした雰囲気で透析を受けられます。患者さんの要望に応え、より良い総合的治療を患者さんと一緒に行えるように工夫しています。
主役である患者さんに、脇役としての医療がどのように関われるかを常に考えています。循環器という大切な体の機能をいつまでも元気にしておくためのホームドクタ一として、総合病院との連携も密に、迅速かつ的確な診断と治療を提供して、患者さんを中心に据えた治療方針で、誰もが安心して訪れることのできるクリニックになれるよう心がけています。