十勝で唯一の 「認知症疾患医療センター」
北海道では国の基準に基づき、高齢化に伴う認知症疾患に関する専門的な医療機関として「認知症疾患医療センター」を指定。『大江病院』は十勝で唯一、その指定を受けた病院です。「認知症の早期発見、的確な診断、そして認知症の型に応じた適切な治療を促すほか、地域の専門機関や病院等との連携を図り、患者さん本人が住み慣れた地域で生活の質を保ちながら安心して暮らせるよう、アドバイスや支援を行っています」と話す大江平院長。通院・入院を通して、認知症のさまざまな症状を作業療法やレクリエーションを組合せ、病状の改善に向けて、患者さんの個性や日常生活を考えながら寄り添う医療を行っています。
認知症の早期発見・予防のための活動も積極的に行っています。地域の医療機関、保健・福祉との連携に加え、『かふぇ 寿限無』を毎月開いています。お茶飲みながら、認知症や介護のことを気軽に語り合える場と好評です。さらに管内町村へ出向いての講演会や勉強会なども開催し、きめ細かな啓発活動を展開しています。
「何かいつもと様子が変わった、もの忘れが気になる、もしかして認知症?と感じたら、まずご相談ください。当院に来ていただければ、そこから専門スタッフと一緒に考えていけます」と大江院長。認知症は家族の高齢化に伴い、避けて通れない疾患です。悩む前に、まず相談しましょう。