心臓・腎臓を中心に内科全般を丁寧に診察。他医療機関と連携し、最良の医療を提供。
もっと身近で、もっと心の通い合う医療を目指して開院し、4月で14年目を迎えます。その思いは今も変わることなくゆったりとした気持ちで診療することを心掛けています。また地域の他医療機関と連携し、最良の治療を受けて頂くために専門医にご紹介しています。
院長 西谷 隆宏PROFILE
1979年札幌医科大学医学部卒、第二内科入局、85年帯広厚生病院第二内科、89年国立循環器病センター心臓血管内科研修、97年帯広厚生病院人工透析室主任部長、2002年第二内科主任部長、05年開院。医学博士、日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医、日本透析医学会認定医・指導医、日本腹膜透析医学会員、日本腎臓学会員、日本高血圧学会員
元気に長生きするためには
厚生労働省の発表によると日本人の平均寿命は男性81.0歳、女性87.1歳で世界第3位と第2位、いずれも過去最高を更新していますが、健康寿命はそれぞれ72.1歳、74.8歳と依然として大きな解離があります。元気に長生きしたいと誰もが願いますがそのためには減塩、肥満予防、禁煙、運動などの生活習慣の改善、次に高血圧や高脂血症、糖尿病などの治療、循環器疾患の管理などが重要であろうと思います。
当院は内科全般の診療を行っていますが、特に専門とする循環器疾患、腎臓病の診断治療に力を注いでいます。診断機器としては①デジタルレントゲン撮影装置、②超音波診断装置(心臓・腹部・頸動脈・甲状腺など)、③血圧脈波診断装置、④小型ホルター24時間心電計などを装備。また、更なる高次の診断・治療を要する場合は地域中核病院との病診連携を活用し最善の診断、治療を心掛けています。
併設する2階透析センターは三方を大きな窓で囲まれた明るい環境の中16台の透析機器(うち4台が身体に優しい血液ろ過透析器)を駆使し安心して透析治療を受けて頂けるよう心掛けています。
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腎臓は健康の要、腎臓をずっと元気に保つためには
日本には慢性腎臓病(CKD)の患者さんが1300万人以上いると推測されています。CKDは、自覚症状がほとんどないため、病気が始まっていても、なかなか自分では気づけません。早期発見のためには特定健診などの血液検査・尿検査を毎年受けることが重要です。CKDの進行を抑えるためには原因疾患に合わせた治療、生活習慣の改善、食事療法(塩分・K・Pなど)、適度な運動、禁煙などが大切です。何よりも治療を中断しないことが重要です。
CKDが進行し高度に障害されると腎臓の代わりをする新たな治療法を選択する必要があります。方法としては①血液透析(HD)、②腹膜透析(PD)、③腎移植がありますがそれぞれの利点・欠点を十分に理解し、自分に合った治療を自分で選んで頂くことが大切だと考えています。HDにもPDにも40年以上の経験があり、移植にも数多く関わってきました。人生の大きな分岐点になります。少し余裕をもってお話をさせて頂ければと思っています。
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