ブックタイトル乳幼児の救急

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概要

乳幼児の救急

●資料提供帯広市消防署救急課?0155-26-9132帯広市西6条南6丁目3-1◆高熱時(熱性けいれん)、激しく泣いている最中(憤怒けいれん)に発作◆テレビなどの視覚刺激(光感受性発作)も原因に◆全身を突っぱらせ、顔面や手足のふるえ、意識消失、よだれを垂らすなどの症状も乳幼児の救急?応急手当?衣服のボタンなどを外し、呼吸が楽にできるように。?周囲にあるぶつかると危険なものを遠ざけ、体の周りに柔らかいタオルやクッションを。近くにストーブがあるときは接触によるやけどにも注意を。?高熱時は冷たいタオルなどを頭部に。?発作はたいてい数分。治まったら回復体位にしてしばらく安静に。ひきつけが長時間続いたらすぐに病院へ早めに小児科などへ。※あわてて体を押さえつけたり、激しく揺するのは禁物。ひきつけで舌をかむ心配はまずないので、口にタオルなどの詰めものは不要です。※高熱時にたびたび発作をおこすようなら、かかりつけ医に相談して解熱剤(坐薬)を常備し、熱の上がり具合をみて早めに使用を。ひきつけが頻繁におこる場合、脳炎や髄膜炎などの重い病気も考えられます。1歳以上~成人の回復体位a体を横向きにb頭をやや後屈させて気道を開放c上側のひざを90度曲げるように◆ミルクの飲みすぎや空気を飲み込んだための生理的な逆流現象です(吐乳・溢乳)※授乳後の乳児の背中を軽くたたいてゲップさせると吐乳・溢乳の予防に。?応急手当発熱、腹痛、血便を伴う場合すぐに病院へ寝かせている乳児は、吐いている最中に吐物が気管に入らないように顔を横向けに。胃腸・腹膜の炎症、腸重積症などの疑い。小児科などへ。※吐物は病気判定の参考に。色(黄色・茶褐色など)や状態(泡状など)をよく確認して医師に伝えましょう。110