ブックタイトル帯広の病院vol5_1909

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概要

帯広の病院vol5_1909

病院ガイド総合公立芽室病院地域の保健・医療・福祉の中核を担い、質の高い医療を提供。患者様に喜んでいただける病院へ。PROFILE院長小窪正樹道内の総合病院等勤務を経て、平成6年4月より公立芽室病院に外科医として着任。平成7年副院長、平成23年より院長を務める。下肢血管疾患、特に静脈外科で下肢静脈瘤の治療を専門とし多数の治療実績がある。地域のために、人々のために総合病院として信頼される医療を公立芽室病院は、昭和15年に村立診療所として開設以来、町内唯一の総合病院として、地域の発展と医療ニーズに応え、設備および診療科の充実を図ってきました。現在では、町内はもとより、新得町、清水町、鹿追町、そして西帯広地区など隣接する地域住民の診療を行っています。また、町内においては一次医療、二次医療の大半を担当し、行政が行う高齢者福祉対策や保健予防活動での役割も担っています。今や地域住民にとっては必要不可欠な施設であると考えています。そうした責務を果たすために、当院では人々のために尽くす「忘己利他」を基本理念に掲げています。また、真実(真実を語り信頼される医療)、正義(誠意を込めて役割を果たす)、平安(心は穏やかに)、愛(思いやりの心)、調和(職員同士が助け合う)の5つを行動指針とし、1患者様が喜ぶ病院、2職員が喜ぶ病院、3質の高い医療、4全人的医療の4つを基本目標としています。さらに看護科では、「地域の人々のために、知識と技術と思いやりを全ての行為に反映させ、心に寄り添う看護の提供」を理念に、患者様の個性の尊重、効率的な医療の提供、看護の技術向上などを基本方針に掲げています。このようにスタッフ一人ひとりが、「地域のために」「人々のために」ということを意識し、日々の業務に当たっています。より安全に、安心できる医療を下肢静脈瘤治療の最先端技術当院の小窪院長の専門は下肢血管疾患で、特に下肢静脈瘤の治療で高い評価を得ています。下肢静脈瘤は静脈の弁が壊れ、足に血液がたまり、足の静脈がコブのように膨らむ病気です。足のだるさやむくみ、疲れやすい、皮膚の変色等の症状が現れ、生命を脅かす危険はありませんが、重症化する前に適切な治療が必要とされています。当院では安全性と根治性の観点から、静脈自体を抜き取る「ストリッピング手術」に種々の工夫を重ね、従来は1週間以上の入院を要する手術でしたが、1997年に全国初の日帰りを可能とする術式を発表しています。受付の様子63