ブックタイトル帯広の病院vol5_1909

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概要

帯広の病院vol5_1909

病院ガイド総合JA北海道厚生連帯広厚生病院最新設備と体制の充実、地域との連携で高度急性期医療を担い、十勝の「安心」を守る。PROFILE病院長菊池英明昭和62年より帯広厚生病院勤務、平成15年副院長、平成24年より院長に就任。日本肝臓学会肝臓専門医・指導医、日本消化器病学会消化器専門医・指導医、日本内科学会認定内科医・指導医十勝・道東の医療拠点として先進的医療を提供1945年に開設され、70年以上にわたり十勝の医療を支えてきた帯広厚生病院は、2018年11月に、38年ぶり、3度目の移転を果たしました。「以前の施設は増築を繰り返しており構造が複雑化していました。新病院は人の動線をシンプルにし、患者さんに分かりやすくなっているほか、職員だけが利用するエレベーターも新設し、職員にとっても、より働きやすい環境が実現しました」と菊池英明院長。これまで、入院前の事前説明や当日の手続きを担っていた入退院支援センターは「ワンストップ相談窓口」として新設された総合支援センターに吸収されました。ここでは患者のあらゆる相談を受け、分野ごとの専門職員が対応してくれます。「患者さんがたらい回しになるのではなく職員の方が出向くスタイルです」と同院長。以前から行われていた、モバイル端末から全診療室の状況を確認できる「全診療室Web」サービスに加え、北海道初となる「LINE」によるウェブサービスも運用されています。こちらは、登録方法も簡単で、診療時間が近づくと「LINE」でお知らせを受信できるサービス。待ち合いスペースも充実し、ストレスフリーな受診が可能になりました。また、今回の新築移転は「先進的医療の提供」「療養環境の向上」「災害に強い病院」の3つを主な軸に、十勝を含む道東の高度急性期医療を担うための最新の医療機器が導入され、療養環境や救命救急、災害対応機能、人材育成の場など、さまざまな機能を充実させています。先進的医療の提供として、最先端の手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の設置、手術室と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせ血管内治療に最適化した「ハイブリッド手術室」の新設、がんの診断精度を上げる「PET-CT」や、がん細胞へのピンポイント照射を可能にする最新の放射線治療装置「TrueBeam」の導入などがあります。ハイブリッド手術室病院外観51