ブックタイトル帯広の病院vol5_1909

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概要

帯広の病院vol5_1909

薬の正しい使い方1“かかりつけ”の薬剤師・薬局を決めよう4何か異常を感じたら…処方せんで調剤を受けるときも、一般用医薬品を買うときも、同じ薬局を利用すれば、薬の飲み合わせ(相互作用)や重複をチェックしてもらえ、安心です。相談しやすく、自分の症状について丁寧に聞いてくれる。薬のことだけでなく、生活上のアドバイスや情報をくれる。そんな薬剤師がいる薬局を見つけ、相談しましょう。薬の使用中に異常を感じたら、すぐに医師、薬剤師に相談してください。血圧の薬などの中には、自己判断で急に中止すると危険なケースもありますので注意が必要です。医師、薬剤師に相談する際には、「何を、どのくらいの量・期間使用し、どのような症状が出たか」を分かるようにしておきましょう。2薬の記録を付けよう5説明文書などをかならず読もう病院の薬、薬局で調剤した薬、普段から使っている一般用医薬品等について、薬の名前や服用時間、服用して気付いた点などを“お薬手帳”に記入しておきましょう。記録を付けておくと、医師や薬剤師に薬の名前などをきちんと伝えることができ、安全性が高まります。また、自分の使っている薬を正確に知り、副作用や誤飲を防止したり、病気の治療に積極的になるというメリットもあります。災害時や旅先での急病やケガで、かかりつけの病院・薬局に行けない場合も、いつもお飲みの薬がわかるので安心です。説明文書(添付文書など)には、用法・用量、効能・効果などのほか、使用上の注意、副作用に関することが記載してあります。必ずよく読んでから使用する習慣を身につけましょう。また、説明文書は保存しましょう。6用法・用量を正しく守ろう薬の作用は、使用量と深い関係があります。ある量以下では作用が現れないし、ある量以上では有害な作用を生ずるおそれが増します。定められた用法・用量を守りましょう。正しく学ぼう薬の知識3副作用―特にこういう人は気をつけよう!7服用時間を守ろう?特異体質(アレルギー)のある人?過去にひどい副作用を経験している人?肝臓や腎臓など、薬を代謝する臓器に疾患のある人?他にも薬を飲んでいる人?妊娠している女性?仕事などで特別な環境にある人(例:高所作業者、ドライバーなど)副作用は必ず現れるというものではありません。しかし、上記のような人は特に注意が必要ですので、薬の使用にあたっては薬剤師に相談するようにしましょう。また、あらかじめ起こり得る副作用を薬剤師から聞くことも重要です。薬は、それぞれ定められた時間に飲まないと効果がなかったり、副作用を生じることがあります。薬の服用についての指示のうち、食前、食後、食間とは次のようなことをいいます。?食前:胃の中に食べ物が入っていないとき。(食事の1時間~30分前)?食後:胃の中に食べ物が入っているとき。(食事を終えて30分以内)?食間:食事と食事の間のことで、たとえば朝食と昼食の間。食事中に服用するということではありません。100