聴こえはコミュニケーションに欠かせません。
年齢とともに衰えるのは体力だけでなく、聴力もその一つです。しかし、視力の低下などに比べて自覚しにくい面もあり、最初に気づくのは本人ではなく同居しているご家族、というケースも少なくありません。
耳の聴こえが悪くなると、家族をはじめ、人とのコミュニケーションがスムーズに取れなくなってしまいます。そんな時、聞こえを補うことが出来るのが補聴器です。
「加齢による難聴は決して病気ではありません。しかし、聴こえが悪いと感じたら、まずは耳鼻科を受診しましょう。年齢のせいだけでなく、病気が原因となっているケースもないとは言えません」と話すのは、店長の横山祐司さん。「補聴器は一人一人に合わせた調整が必要です。メガネを一人一人の視力や見え方に合わせて作るのと同じように、それぞれの生活スタイルに合った『聴こえ』になるよう、じっくりと調整していきます」
最新の補聴器は、生活音や会話など、耳に入ってくる音をいくつかに分割し、その人にとって特に必要な音、あまり必要でない音をそれぞれに調整することができます。
「聴こえが悪くなってから長い時間が経過している場合、補聴器を装用するといろいろな音が聴こえてきて逆に集中力が低下したり、音が気になって仕方がないなど、新たな悩みも出てきます。まずは補聴器に慣れるために試聴をし、購入後も定期的に聴こえの状態に合わせた細かな調整を行います。補聴器の場合はこの『フィッティング』と呼ばれる調整がとても大切になります」
また、スマートフォンとの接続、テレビ、パソコン、ミュージックプレーヤーとワイヤレスでペアリングし音声、音楽をきいたり、電池交換のいらない充電式など様々な機種がそろってます。
「さくら補聴器センター」では、各有名メーカーの補聴器を取り扱っており、無料の試聴貸出しや、補聴器相談会なども定期的に開催しています。